【東海旅客鉄道】リニア中央新幹線 第一首都圏トンネルの進捗公開

東海旅客鉄道(JR東海)は、品川・名古屋間で建設を進めるリニア中央新幹線の品川駅寄りのシールド発信立抗となる北品川非常口でシールドマシンの組み立てなどの進捗状況を公開した。

シールドの発進地点となる北品川非常口の立坑は、2019年12月に中央新幹線の都市部非常口として初めて完成した。

北品川非常口から等々力非常口までの8km余りの長い距離を掘るシールドマシンは1月に神戸市内の工場で完成、4月からはシールドマシンを分割して北品川非常口に運び入れ、立坑の底で組立て作業を行い始めた。

7月21日に新幹線ブルーの色鮮やかなカッターヘッドが立坑内へ降ろされはじめた。

7月25日までにカッターヘッドの全周が立坑内に降ろされた。

9月末頃にはシールドマシンが組み上がる予定。10月からはシールドマシンを発進口に据え付け、地中に向かって発進させるための準備を行っていく。

2021年1月頃には立坑内での準備が整う予定で2021年度からトンネルを掘り出していく。

北品川工区では北品川非常口から、まずは東雪谷非常口を経て等々力非常口までを、その後で品川駅までのトンネルを築く。地表面からトンネルの上端までが最も深い所で約90mにも及ぶ固い地盤の中をシールドマシンで掘っていく。

【画像提供:東海旅客鉄道(JR東海)】