【東海旅客鉄道】東海道新幹線 異常時訓練シミュレータを報道関係者に公開

東海旅客鉄道(JR東海)は、自然災害や列車火災などの異常事態を再現できる異常時訓練シミュレータを新たに導入し、訓練の様子を報道関係者に公開した。

これまでは主に車両故障を目的としたものを自然災害や列車火災などの異常事態など特殊な取り扱いのシナリオ65項目を揃えたシミュレータを9月より訓練使用開始した。

対話形式訓練シミュレータは講師が指令役・車掌役となり、マンツーマンの対話形式で訓練を行う。

想定事例として沿線からの飛来物、列車火災、自然災害等、CGでリアルに再現された異常事態の疑似体験が可能。

次週形式訓練シミュレータは各自でハンドル類やタッチパネルを操作する自習形式で訓練を行う。

運転士自身が訓練メニューを選択、苦手項目や弱点を補強することが可能。

早津昌浩東海旅客鉄道(JR東海)新幹線鉄道事業本部運輸営業部運用課課長は「今後は地上教材をシミュレータに置き換えてコントロールし、再現できるものは活用していく」と話す。

【取材協力:東海旅客鉄道(JR東海)】