【大井川鐵道】台風15号による大井川本線・井川線の復旧についての方向性を発表

大井川鐵道は、9月23日深夜から24日未明にかけての台風15号により大井川本線(金谷~千頭)、井川線(千頭~井川)での大規模な土砂崩落、その他複数個所において倒木や土砂流入、道床流出のため前線にわたって運転を見合わせている。

状況は、大井川本線 金谷~千頭 39.5キロ 被災20個所、井川線 千頭~井川 25.5キロ 被災26個所が被災しているとのこと。

今後の方向性については、以下のように発表された。

『大井川本線の今後の方向性について』
・金谷~家山の復旧工事を進めていく
・大規模な被災となった金谷起点11.3キロ地点(砕石場跡地からの土砂流入)について、静岡県 島田土木事務所 志太榛原農林事務所により鉄道設備内の土砂撤去作業およ
び山側のり面からの崩落土砂防護壁設置を実施
・その他個所について自社で復旧作業を実施
・家山までの部分開通は2022年12月上旬を予定
12月16日運転開始予定のきかんしゃトーマス号 冬の特別運転について、運転区間を新金谷~家山に変更、特別ダイヤでの運転を計画中
・家山~千頭間の復旧工事について関係機関(島田市、川根本町、静岡県など)と緊密な協議を重ねながら計画を策定

『井川線の今後の方向性について』
・千頭~接岨峡温泉について、10月8日の運転再開をめざして復旧工事を進めていく
・復旧工事の進捗状況によっては遅れる可能性があり
・接岨峡温泉~井川については随時、復旧作業を進めていく