【東武鉄道】東武東上線 ふじみ野駅、東武スカイツリーライン 越谷駅を子育て世代に配慮したお客様用トイレにリニューアル 地域の伝統文化や東武鉄道らしさを活かしたデザインに注目

東武鉄道は、2022年度より行っていた「東武東上線 ふじみ野駅」「東武スカイツリーライン 越谷駅」のお客様用トイレのリニューアル工事が完了し供用を開始したことを発表した。

リニューアル工事では、子育て世代が子どもと共に利用いただけるスペースおよび設備を用意し、従来から整備していた男性用トイレ、女性用トイレ、バリアフリートイレ(多機能トイレ)に加え、「ベビー休憩室」や「ファミリートイレ」を新設した。

【東武東上線 ふじみ野駅】
子どもトイレやおむつ交換台を備えた電車をモチーフにした「ファミリートイレ」を新設。越谷駅同様に子育て世代に配慮したトイレにするとともに、子どもたちから親しまれるトイレにリニューアルした。また、車いす用トイレを新設し、機能分散を図ることで、お客様にとって利用しやすい駅に。
◯ファミリートイレ
子ども用小便器、洋便器およびおむつ交換台を2箇所設置。ベビーカー置き場を確保し、ベビーカーごと入室ができるように。

◯旅客トイレ
旅客トイレにおいては、天井・壁面に木材を多く取り入れ温かみのあるデザインに。

【東武スカイツリーライン 越谷駅】

越谷駅では、授乳用ソファやおむつ交換台を備えた個室タイプの「ベビー休憩室」を新設し、乳幼児をもつ子育て世代に配慮したトイレにリニューアル。また地元企業の協力のもと、越谷市の特産品である“籠染め(浴衣生地)”や“籠染灯籠”を外観デザインに取り入れ、地域の伝統文化継承に寄与するとともに、地域の方々により親しまれる駅を目指した。
◯お客様用トイレ
越谷市の特産品である“籠染め(浴衣生地)”や“籠染灯籠”など地域の特産品を活かした外観デザインを採用。正面の布生地は、“籠染め”の貴重な反物を設置。籠染めに使われた型(籠)から生まれた“籠染灯籠”を出入口付近に配置し、外観ガラス面や通路壁面に籠染めのデザインを取り入れたほか、浴衣地を天日に干す当時の風景写真、“籠染め”および“籠染灯籠”の説明板を設置した。また男性用トイレ・女性用トイレ、すべてに洋式トイレを採用。男女各1か所ずつに簡易型車椅子利用者対応便房内に、折り畳み式ベビーシートを設置した。

◯ベビー休憩室
個室タイプ(1室のみ)で、お子様連れのお客様専用施設となっており、ベビーカー置き場を確保し、ベビーカーごと入室ができるように。おむつ交換台(ベビーベッド)の他、チェンジングボードにより立位でのおむつ交換も可能に。またベビー休憩室の出入口前に、お連れ様用の木製ベンチを設置した。

【画像提供:東武鉄道】