【阪急電鉄】新型車両2300系・2000系を2024年夏より導入へ 京都線では初の座席制定サービスを導入

阪急電鉄は、京都線に新型特急車両「2300系」、神戸・宝塚線の新型通勤車両「2000系」をそれぞれ新造し、2024年夏から順次運用を開始することを発表した。

「安心と快適、そして環境に配慮した新しい阪急スタイル」を開発コンセプトに、伝統のマルーンカラーの車体、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席など、「阪急電車」のイメージを継承しつつ、前面の窓ガラスに曲線を取り入れた「疾走感」を醸し出したデザインに変更するほか、車内においては、先頭車両の車いすスペースを拡大し、吊り手の高さを下げ、吊革の色を色覚の多様性にも配慮したものに変更するなどバリアフリー設備を充実させる。

インバータ式空調装置や空気清浄機を阪急電鉄において初めて採用するほか、防犯カメラを設置、最新の高効率な半導体素子を用いた制御装置を採用し、既存車両と比較して消費電力量を約60%削減する。

また、京都線の特急車両「2300系」においては、大阪方から4両目に阪急電鉄初の座席指定サービスを導入する。詳細について、後日発表するとしている。