【南海電気鉄道】28年ぶりの鉄道線旅客運賃を10月1日より改定、初乗り運賃は180円に

南海電気鉄道は、鉄道線旅客運賃の変更認可申請を行っていたが、2023年2月3日に国土交通省国土交通大臣より認可され、2023年10月1日に運賃改定を実施することを発表した。

初乗り運賃を、現行の160円から180円に。改定後の大人普通旅客運賃は、3キロ以内の初乗り運賃区間は20円、4キロ以上15キロ以内は30円、16キロ以上は40円の値上げとする。改定率は、普通運賃が9.0%、通勤定期券が12.3%、通学定期券が4.5%となる。

難波駅~中百舌鳥駅間の普通運賃に新たに特定運賃が設定される。特定運賃は350円。現行運賃は340円。改定運賃は370円。難波駅~中百舌鳥駅間の区間内にある同額区間においても、同様に特定運賃適用区間となる。

今回の運賃改定は、沿線人口の減少や、コロナ禍における利用動向の変化を受けて実施するもので、運賃改定は2023年10月の実施を予定。消費税率の引き上げを除く運賃改定は、1995年以来28年ぶりとなる。