西武鉄道は、「2024年度 鉄道事業設備投資計画」を発表し、そのなかで2025年度以降に予定している事業として新宿線の有料着席サービスの刷新を予定していることを発表した。
現在、新宿線で運行している10000系車両「ニューレッドアロー」について、今後新たな車両へ置き換えるという。10000系は、1993年にデビュー。現在は新宿線の特急「小江戸」で活躍している。
西武鉄道では、新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討しているとし、柔軟な運行形態や利用者の着席機会の拡充など、サービス向上を図るとしており、運行開始時期は2026年度中を予定する。
「2024年度 鉄道事業設備投資計画」ではそのほか、鉄道バリアフリー料金制度を活用したバリアフリー設備の整備の継続しての推進のほか、40000系通勤車両の投入、サステナ車両の導入、タッチ決済による乗車サービスの実証実験、運行管理システム(SEMTRAC)の新宿線系での運用開始などを盛り込んでおり、無線式列車制御(CBTC)システムの走行試験を引き続き実施していくとしている。