九州旅客鉄道(JR九州)は、連日の大雨により、九州各地で運転見合わせや大幅な遅延等が発生している。
現時点での被災状況は久大本線豊後中村~野矢間の「第二野上川橋りょう」が流失。その他、橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出等、多数の線路災害が発生した。
肥薩線鎌瀬~瀬戸石間の「球磨川第1橋りょう」及び那良口~ 渡間の「第二球磨川橋りょう」が流失した。その他、盛土・路盤・道床流出等、多数の線路災害が発生している。
鹿児島本線熊本地区玉名~肥後伊倉間において、大規模な土砂流入が発生した。
鹿児島本線鹿児島地区木場茶屋~串木野間、上伊集院~広木間において、大規模な土砂流入が発生した。
7月12日時点で路線別の被災件数は合計345件の被害を把握している。
久大本線 ・橋りょうの流失及び橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出など145件の被害、肥薩線 ・橋りょうの流失や盛土、路盤、道床流出など65件の被害、鹿児島本線・土砂流入や盛土流出など26件の被害、その他線区・倒木や土砂流入、線路浸水、盛土流出など109件の被害。
列車への影響(7月3日~10日の 8 日間)
九州内の計 20 路線で運休が発生し、約19万人に影響。
九州新幹線、鹿児島本線、日豊本線、長崎本線、佐世保線、筑肥線、篠栗線、宮崎空港線、筑豊本線、大村線、唐津線、日田彦山線、後藤寺線、久大本線、豊肥本線、三角線、肥薩線、指宿枕崎線、吉都線、日南線で運休4,550本となる。
【画像提供:九州旅客鉄道(JR九州)】