のと鉄道、新型車両デザインが決定 左右のカラーリングが異なるA案「風が吹き抜け朱鷺が舞う能登の里山里海」に

のと鉄道は、新型車両に採用するデザインが決定したことを発表した。

のと鉄道は、8月~8月末まで、A案~D案の4案でデザイン投票を受け付けており、A案「風が吹き抜け朱鷺が舞う能登の里山里海」が最多得票数を獲得したという。投票総数は、5630票で、A案はそのうち2227票を獲得した。A案について、のと鉄道は「年齢や性別に関わらず幅広い層から支持されました」と話した。

採用されることが決まったデザインのコンセプトは、『風が吹き抜け朱鷺が舞う能登の里山里海』。能登の里山里海を吹き抜ける風に揺れる布のようなグラフィックを用い、風を切って走る車両の様子を表現。車体の両側面は、それぞれ里山と里海をイメージした異なるカラーリングとした。のと鉄道を初めて利用する人は、ヴェールに包まれた新しい風を感じ、能登へ戻ってきた人や暮らす人を優しく包み込むような風として感じられる存在になるよう意識。また、能登の上空を舞うトキの姿を使用して能登の魅力が広く発信されていく様子を表現している。

新型車両は、2027年春ごろより順次導入が予定される。