京阪ホールディングス・京阪流通システムズおよび京阪電気鉄道は、京阪流通システムズが運営するKUZUHA MALL内の「SANZEN-HIROBA」において、2023年春、京阪電車で活躍した5000系車両をデビュー当時の姿で復刻展示をすることを発表した。
5000系車両は、1970(昭和45)年12月に京阪線に導入。ラッシュ時には5扉すべてを使用することで乗降をスムーズにし、それ以外の時間帯には2扉を締め切り、扉上部に格納していた座席を下降させ座席数を増やすことができる特徴ある車両として長く愛されてきたが、ホームドア導入に伴う扉位置の統一のため、2021年9月に惜しまれながらも引退した。
様々な知恵や工夫を凝らした5000系車両を、京阪の「進取の精神」の象徴として先頭車(5551号車)の半両分保存し、の「SANZEN-HIROBA」に展示することとなったとのこと。
車外塗装や座席色など車内・車外の設備を1970年のデビュー当時の姿に復刻するほか、座席昇降できる形で保存を行う。また同じく京阪線で長く活躍する2600系車両の先頭部分カットモデルも展示し、すでに設置されている旧3000系車両と合わせ、往年の名車3車系を一堂に展示する。
なお、3社では2023年春の復刻展示に先駆け、「5000系復刻プロジェクト」と銘打ち、体験イベントのほか5000系車両の部品やオリジナルグッズの販売など各種企画を予定する。
※掲載画像は、同一形式のものであり、実際に展示されるものとは異なります※