神戸市交通局は、西神・山手線向けの新型車両6000形を2019年2月8日、名谷車両基地において報道関係者に公開した。
新型車両6000形は西神・山手線で約25年ぶりとなる新型車両で3種類のデザイン案から市民が投票して決定した。
デザインは川崎重工業が行ない、デザイン監修は奥山清行氏が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当した。
街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザインで,車両全体を巻き込むような安心感を与えるカラーリングとした。
車内は落ち着きのあるカラーリングと丸みを帯びたシンプルな形状を多用した上質な室内を目指した。外観で使用しているグリーン系を室内の座席に取り入れている。
仕切扉は全面ガラスにし、見通しを良くしている。ガラスには大人・子供の目線高さに衝突防止の柄を入れている。
優先席は識別しやすいように一般席と明度差を持たせたモケット色を採用、つり手の色もオレンジとし視認性を向上させている。車椅子やベビーカーなどで利用しやすい優先スペースなどバリアフリー対策を充実させている
車内案内表示器は視線を集めやすい乗降口上部に案内モニターを設置し、乗換案内や停車駅情報を4ヶ国語で案内する。
運転室はダークグレーで統一し、客室との区別化を図っている。
天井面は明るくすることで開放感を持たせ、前面ガラスへの映り込みを軽減した表面仕上げをしている。
。
2019年2月16日から営業運転を開始、デビュー記念のオリジナルヘッドマークを掲出した。
取材日・取材場所:2019年2月8日 名谷車両基地
【取材協力:神戸市交通局】