【東日本旅客鉄道】千葉支社管内としては25年ぶりの新駅 JR京葉線「幕張豊砂駅」が開業、イオンモール幕張新都心に隣接し賑わいのある駅が誕生

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東京都心と千葉市を結ぶJR京葉線の新駅「幕張豊砂駅」が3月18日に開業した。

開業日の18日には、開業の瞬間を目にしようと、鉄道ファンらが駆け付け、午前4時20分にシャッターが開くと一斉に構内に入場した。

1番線では出発式が執り行われ、前原奈緒子千葉ステーションビル海浜幕張駅長が出発合図を送り、5時5分蘇我駅に向け列車は発車した。
午前9時からは、開業記念式典が執り行われた。深沢祐二東日本旅客鉄道代表取締役社長、中川晴美東日本旅客鉄道千葉支社長、前原奈緒子千葉ステーションビル海浜幕張駅長、熊谷俊人千葉県知事、神谷俊一千葉市市長、関係者らが出席しテープカットを執り行い、開業を祝った。
幕張豊砂駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社管内では、1998年開業の東松戸駅以来となる新しい駅。新習志野駅から約1.7km、海浜幕張駅から約1.7kmのところに設置され、京葉線各駅停車と武蔵野線直通列車が停車。ホームは2面2線10両に対応した鉄骨構造平屋建ての駅で、下り線・上り線が別階層にわかれる珍しい構造ととなっている。地上1階が蘇我方面へ向かう下りホーム。2階は東京方面に向かうホームとそれぞれがわかれていて、下り線ホームからは、京葉車両センターを見渡すこともできる。新駅のメインコンセプトは「ゆったりとした時間が流れる新しい駅」。駅舎は膜屋根を採用し、太陽光を取り入れることでコンコースを明るく開放的な空間を作り出した。コンコースの壁面には千葉県産のスギ材を取り入れている。

【出発式・式典 画像提供:東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社】