ロマンスカーミュージアムは、“ロマンスカーらしいデザイン”をテーマに、ロマンスカー・SE(3000形)、NSE(3100形)、VSE(50000形)の3車種からロマンスカーの特長やデザイン
について考える企画展「ロマンスカーらしいデザインって何だろう?」を3月29日~8月21日まで開催する。
企画は、ロマンスカーの代名詞ともいえる「流線形」「展望席」「独自性」の3つのキーワードに着目し、それらのポイントを大きく象徴するロマンスカーとして、SE・NSE・VSEの3車種を中心に、それぞれの設計図やデザイン案などの資料を初公開。形や色など、各車種が個性あふれる特長を持ち、時代や人々の生活スタイルなどに合わせてデザインを変え、進化してきたロマンスカー。その‟特長”と“進化”に着目し、各車種がそれぞれの見た目に至るまでの経緯を知ることで、ロマンスカーらしいデザインについて考える企画展となっている。また、「流線形」が共通の‟京成AE形スカイライナーとSE”、「展望席」が共通の“名鉄7000系パノラマカーとNSE”、「独自性」が共通の“西武001系LaviewとVSE”の、計6車種のデザインや特長をパネルで紹介し、私鉄特急の魅力に親しむ“コラボ展示”も実施する。
【ロマンスカーらしいデザインって何だろう?】
《開催期間》2023年3月29日~8月21日
《開催場所》ロマンスカーギャラリー
《協 力》京成電鉄、西武鉄道、名古屋鉄道、秦野市立宮永岳彦記念美術館
《展示内容》
①高速化を求めた「流線形」の車体~SE(3000形)~
新宿~小田原間を60分で結ぶことを目指し、高速化が求められた時代背景をはじめ、空気抵抗を抑えるための“超流線形”と言われた形状や「バーミリオンオレンジ」の色彩等、高速化ゆえのデザイン性についての資料等
②ロマンスカーの代名詞となった「展望席」~NSE(3100形)~
運転席を2階に移し、ロマンスカーの代名詞にもなる「前面展望席」が小田急の特急で初めて設けられ、展望席の導入までの経緯やデザインの変遷に関する資料等
③歴代ロマンスカーの継承から生まれた「独自性」~VSE(50000形)~
小田急の新しいフラッグシップとしてロマンスカーブランドの復権を目指して開発され、歴代ロマンスカーの伝統を引き継いで誕生したVSEについての資料等
《コラボ展示》ロマンスカー3車種と、親和性のある私鉄の特急車両3車種の特長を紹介する“コラボ展示”は、各鉄道会社の個性あふれる特急車両をパネルで紹介
①京成AE形「スカイライナー」~SE登場から半世紀後、同じく高速化を求めた車両~
②名鉄7000系「パノラマカー」~NSEより2年早く展望席を導入した車両~
③西武001系「Laview」~新しさをコンセプトに、独自性の光る車両~
また、開催期間中、関連キャンペーンを実施。3月29日~5月31日は、西武鉄道との取り組みとして、西武秩父駅前温泉「祭の湯」と相互キャンペーンを開催。西武秩父駅前温泉「祭の湯」にロマンスカーミュージアムの入館チケットを持参した場合、「祭の湯」オリジナルステッカーをプレゼント。ロマンスカーミュージアムに西武秩父駅前温泉「祭の湯」のレシートを持参した場合割引料金にてロマンスカーミュージアム入館可能となる。