にしてつグループの平成筑豊鉄道は、2023年11月をもって引退した2000形「黄電(きなでん)」カラーの復刻車両を運行することを発表した。
2000形車両、通称「黄電」は、福岡市内・北九州市内で西鉄路面電車として活躍していた車両を改造し、筑豊電気鉄道において1977年7月より運行を開始した。45年の長きにわたって活躍。老朽化に伴いその役目を終え、現在は特定非営利活動法人汽車倶楽部にて 1 編成が静態保存されている。
今回、「黄電」塗装を施す車両は、平成筑豊鉄道初のオリジナル車両3000形1編成2両で、2000形車両引退時に「黄電カラーがなくなるのは寂しい」といった多数の声が寄せられたことから、3000 形に「黄電」復刻カラーを施すことになったという。2000形「黄電」カラー復刻車両は、1月26日より運行を開始する。
また、「黄電」カラーの復刻を記念し、2023年11月の引退イベントで使用したパネルをモチーフにしたアクリルキーホルダーを1個500円で黒崎定期券うりばと楠橋電車営業所で販売する。