弘南鉄道は、電気機関車「ED221」の修繕を目的としたクラウドファンディングを開始した。
普段は津軽大沢駅に留置、車輌の入換え時に使用されているが、冬季は大鰐駅に常駐し、ラッセル(キ105)と組成し除雪列車として活躍している。
今回、クラウドファンディングを実施する経緯として弘南鉄道は、「2024年(令和6年)9月に電気機関車ED221が故障を起こしてしまい、冬期間のラッセル車運用もできなくなりました。排雪用モーターカーでの排雪を実施致しましたが、昨冬の豪雪も影響し、運転見合せが続く等ご利用のお客様にご不便おかけする形となりました。今回起きた電気機関車の故障は、あまりにも突発的であり、補修計画に組み込まれておらず、補修費用を新たに工面する必要がありますが、お恥ずかしながら、修繕費用の捻出は難しい状況にある現状があります。今年度も排雪用モーターカーを利用し、冬季も平常運転できるようにと思っておりますが、例年津軽の冬は重く湿った雪が積もるため、ラッセル車での除雪も行えるよう電気機関車ED221を修理出来ないかと考え、今回クラウドファンディングを実施させていただく事と致しました。」と話す。
目標金額は、360万円。支援金は、ED221の電動発電機の修理費用に充当するとしており、支援金の受付金額は(システム利用料別)は、3,000円~150,000円。グッズ、ヘッドマークレプリカ、乗務員室添乗体験、撮影会、試運転列車添乗体験などの返礼品もを用意した。
受付期間は9月10日まで。支援申込は、「旅と鉄道クラウドファンディング」にて受付。


