四国旅客鉄道(JR四国)は、「藍よしのがわトロッコ」が10月10日の運転開始に先立って10月3日に高松駅、10月4日に阿波池田駅と徳島駅で車両展示会を開催した。
「藍よしのがわトロッコ」は吉野川が育んだ「阿波藍」、藍で富を築いた藍商人により花開いた阿波おどりをはじめとする徳島の文化や沿線の歴史、地元の食や地酒を吉野川に吹き抜ける風とともに体感するトロッコ列車。
デザインコンセプトはAi(藍)の字体を阿波踊りの躍動感に見立てたシンボルマークをあしらい、木綿地のテクスチャーをラッピング柄とした、柔らかな風合いをもった車両外観。深い藍「かちいろ」へと染まっていくグラデーションと3色の流曲線とで恵みを運ぶ吉野川の流れ、豊かで穏やかな阿波の風土を表現した。藍の絞り染めをモチーフにした水玉模様で、伝統文化の「ジャパンブルー」に、日本美である無垢なデザインの愛らしさを重ね幅広い年代の方に親しまれるデザインとした。
車両展示会のため、10月4日は高松より予讃線~土讃線~徳島線(よしの川ブルーライン)を走行した。
途中の佃駅ではアンパンマン列車20周年記念「アンパンマントロッコ四国一周号」と交換した。
キクハ32-501
キハ185-20
運転区間は徳島線(よしの川ブルーライン)徳島駅~阿波池田駅間(トロッコ車両乗車区間は石井駅~阿波池田駅間)。
【車両展示会取材協力:四国旅客鉄道(JR四国)】