東日本旅客鉄道(JR東日本)は、12月21日にデビューする横須賀・総武快速線新型車両E235系1000番台を12月11日、報道関係者に公開した。
編成構成は15両編成(8M7T)・11両編成(6M5T)・4両編成(2M2T)のステンレス製車体。
車両搭載機器や線路および電力設備の状態監視を行うことにより故障の予兆を把握し、事前に対処することで更なる安全性・安定性の向上を実現する。
停電などの異常時を想定し、駅間に停車した際にも最寄り駅または降車避難しやすい場所まで走行できる非常用走行用電源装置(主回路用蓄電池装置)を搭載した。
グリーン車は普通列車では初となる各座席へのコンセント整備、無料公衆無線LANサービスの提供、液晶ディスプレイ(LCD)の案内画面を設置した。
普通車はすべての車両がロングシート、従来のE217系に比べて座席幅を拡大した。普通車に設置するすべてのトイレを車いす対応用の大型洋式トイレ化。各車両にはフリースペースを設置。ドア上部に21インチ大型画面を設置。荷棚上部にデジタルサイネージを設置。空気清浄機を設置。
各車両の客室に車内防犯カメラを設置、車内温度保持を目的として半自動機能を搭載した。
横須賀線(東京~久里浜)、総武快速線(東京~千葉)、外房線(千葉~上総一ノ宮)、内房線(蘇我~君津)、総武本線(千葉~成東)、成田線(佐倉~香取、成田~成田空港)、鹿島線(香取~鹿島神宮)で運用する。
【取材協力:東日本旅客鉄道(JR東日本)】