西日本旅客鉄道(JR西日本)は、尾田栄一郎氏原作の「ONE PIECE」の世界観を表現した「ONE PIECE 新幹線」の第1編成「せとうちブルー号」を4月9日、お披露目した。
3月10日に山陽新幹線が全線開業から50周年を迎えたこと、4月13日から「大阪・関西万博」が開催され、関西がますます賑やかになることなどから、そんな関西を発着地として、山陽新幹線を通じた「新たな乗車体験」「沿線地域の魅力」を楽しんでもらいたいという想いから、プロジェクトが始動した。今回、お披露目された第1編成の「せとうちブルー号」をはじめ、第2編成「トニートニー・チョッパー号」、第3編成「モンキー・D・ルフィ号」と「ONE PIECE 新幹線」3編成が順次登場する。
「ONE PIECE 新幹線」は、700系を使用し車両外装・内装をそれぞれオリジナルのデザインを施す。
●「ONE PIECE 新幹線」第1編成「せとうちブルー号」の外装 第1編成「せとうちブルー号」は、「いざ、偉大なる線路(グランドレイル)へ」から着想した、「せとうちの海を走る新幹線」として「せとうちへの旅」をテーマに、外観は海をイメージしたブルーのデザインとし、ルフィを先頭に麦わらの一味を中心とした多くの「ONE PIECE」キャラクターをデザインした。描き下ろしのイラストを使用し、キャラクター立と冒険に出るストーリーとして山陽新幹線を盛り上げる。








●「ONE PIECE 新幹線」第1編成「せとうちブルー号」の内装
内装も各所にオリジナルデザインを施し、普通車の座席はすべてのヘッドカバーをオリジナルヘッドカバーに、客室ドアや乗降ドアにも装飾を施し、一部の洗面台では鏡を手配書のデザインとすることで「利用者自身が手配されている雰囲気を楽しめるようにした。







また、テレビアニメ「ONE PIECE」初代オープニングテーマ「ウィーアー!」を車内チャイム・メロディに使用。車内放送は一部の駅発着時にアニメでルフィ役を担当する田中真弓さんを起用し、第1編成「せとうちブルー号」ではルフィが「旅へのわくわく感」をかき立てる呼び掛けを行う。
■「ONE PIECE 新幹線」の今後
「ONE PIECE 新幹線」は、山陽新幹線 新大阪~博多間の主に「こだま」として運転。第1編成「せとうちブルー号」は12日から運転を開始する。また、ワンピースの人気マスコット的キャラクター チョッパーのイメージカラーの車体と代表的なモチーフを使ったグラフィックで親しみやすく可愛いらしいデザインした第2編成「トニートニー・チョッパー号」は5月28日から、主人公「モンキー・D・ルフィ」の特徴である「麦わら帽子」を車体カラーに取り入れ、それぞれの物語の舞台を象徴する服装と演出がされた32種類のルフィが登場する第3編成「モンキー・D・ルフィ号」は7月2日より運転を開始する。
【取材協力:西日本旅客鉄道(JR西日本)】