2025.11.25 Photo report News TRAINS編集部 人気を博した名列車「12系客車」がついに動き出す 大井川鐵道の「12系客車」がデビュー ブルートレインが東海道に復活<Report> 大井川鐵道は、11日16日から「12系客車」の営業運転を開始した。 「12系客車」の営業運転は、ED31 4と12系客車4両の編成の「EL急行かわね路53号」として運行を開始。運行開始に先立ち、出発式が新金谷駅において執り行われた。 鳥塚亮 大井川鐵道代表取締役社長は、『なぜ大井川鐵道でブルートレインかということですが、皆様ご記憶にあると思いますが、ブルートレインは天下の東海道を走っていた列車であります。ですから、静岡のこの地に大変ふさわしい、これがブルートレインだと我々は考えております。大井川鐵道は不通区間があり経営的にも厳しい状況ではありますが、常に話題をもって皆様にお楽しみいただき、静岡を盛り立てていける鉄道であっていきたいと考えています』と話した。 また、大井川鐵道は2026年がSL復活運転50周年であること。そして「12系客車」は、最初に作られたのが昭和45年の「大阪万博」の時であることや今回の大阪万博の時にまた復活運転をするということから、『非常にストーリーにも富んでおりますので、ぜひぜひ皆様方も大井川鐵道で復活するブルートレインにご乗車いただいて、楽しい旅の思い出を作っていただればと思います』と話したほか、その魅力について、「昭和後期に全国で活躍した懐かしさ、古き良き昭和を感じさせる車両。旧型客車と比べ冷房設備やサスペンション、座席ピッチの改善により快適な旅を提供できます」と話した。 今後は、電気機関車・SLなどの蒸気機関車と両方の観光列車としての運行や、食堂車の通年運行、夜行列車、年越し列車も計画を予定するとしている。 【画像提供:大井川鐵道】