【小田急電鉄】箱根登山線で「赤い1000形車両」が復活!約3年ぶりの登場に!今後、箱根登山線の列車すべてがカラーリングを「赤い1000形車両」に<Photo report>

小田急電鉄は、「赤い1000形車両」1編成を11月26日、報道関係者に公開した。

箱根登山電車 3000形(アレグラ号)

「赤い1000形車両」は、通勤車両1000形1066編成に箱根登山電車の「アレグラ号」をイメージした「バーミリオンはこね」のカラーリングを施した車両で、これまでの1000形のカラーリング「水色(インペリアルブルー)帯」から大胆に変更されました。

先頭部は対候性の関係で塗装に、側面はラッピングとなっています。小田急電鉄は、通常カラーの通勤車両とは異なる赤い車両にすることで、視認性が向上し、小田原駅での乗り換えがさらに分かりやすくなるとしています。

■2022年に運行を終了した「赤い1000形車両」との違い
先代の赤い1000形

2022年まで運行していた「赤い1000形車両」と異なるデザインで登場した「赤い1000形車両」。当時は、箱根登山鉄道の1000形、2000形と同様のデザインで、今回登場した車両とは配色が異なっていました。またそれまで使われていた1000形車両は、安全性や省エネ性能、客室の快適性向上などのリニューアルを行っていない未更新車が使用されていました。

■「赤い1000形車両」の車内

車内は大きな変更は加えられていないが、窓上のスペースなどは、「あかいでんしゃフォトギャラリー」として、「箱根ナビPresents『あかいでんしゃフォトギャラリー』」となり、四季折々の箱根の風景写真を展示。観光案内サイト「箱根ナビ」のInstagramアカウントでも使われた写真全48点を23枚のポスターとして箱根の観光地などを紹介するコーナーとなっている。これは、今後登場する車両も同様のコーナーを設けられる予定です。

■「赤い1000形車両」の今後
「赤い1000形車両」は、今後、1063編成、1064編成、1065編成が2026年3月上旬までに順次デザインを変更し登場する予定です。これにより小田原~箱根湯本間で走る各駅停車の全編成が「赤い1000形車両」となります。なお、「赤い1000形車両」は、箱根登山線内では11月27日に運用を開始する予定で、同車両は整備・点検などのために小田急線内を走ることもあるといい、小田急線内では11月26日に営業運転を開始する予定としています。

【取材協力:小田急電鉄】