東京地下鉄(東京メトロ)は、約45年にわたり、活躍する有楽町・副都心線7000系に代わる新型車両17000系が2月21日デビューした。
17000系のデビューは新木場駅7時21分発和光市行で武田一美東京地下鉄大手町駅務管区長により出発の合図を送り、新木場駅を出発した。
外観は有楽町線のゴールドと副都心線のブラウンの2本のラインカラーがシルバーの車体に映える配色としている。
フロントマスクは丸みを帯びた優しい印象を持ったデザインで7000系と10000系の特徴である丸形のヘッドライトを継承している。
内装はモノトーンを基調にラインカラーを効果的に使い、スタイリッシュさを追求している。貫通引戸、袖仕切や荷棚に強化ガラスを採用するとともに床と腰掛座面を濃色で構成、地下でも開放感を感じることができる車内空間作りを目指している。
ホーム車両間との段差を低減するため7000系車両に比べて60ミリ低くするとともに出入口下部の形状をホーム側へ傾斜させることでホームと車両間の段差を低減し、車椅子やベビーカー利用の乗降性を向上している。
10両編成の6編成60両は2021年4月までに、8両編成15編成120両は2022年度中に搬入完了を予定している。
【取材協力:東京地下鉄(東京メトロ)】