【四国旅客鉄道】新型ローカル気動車の開発・導入へ 特急電車のリニューアルも実施

四国旅客鉄道(JR四国)は、鉄道事業の旅客運賃の上限変更認可申請を国土交通省 国土交通大臣に行ったことを発表した。

100kmまでの運賃は、賃率によらない「対キロ区間制運賃」を新たに導入。定期旅客運賃の割引率を見直し、一部区間の特急料金改定などを行う。2023年春の実施を予定する。

運賃改定の申請について、補足として発表されたのは、「主な利用者サービス向上策」。スマートフォンアプリによる新チケットアイテムの開発・導入のほか、普通列車として使用している気動車の老朽取替用として、新型ローカル気動車の開発・導入が行われる。新型ローカル気動車は、主にローカル線で運行しているキハ40形などの一般気動車を置き換えるためのもので、2021年3月に発表された同社の中期経営計画にも盛り込まれている。
特急電車リニューアルでは、リニューアル対象電車は8000系。客室設備を改良、バリアフリーへの対応や、座席の更新、コンセントの増設を実施する。8000系は、1992年にデビューした車両。2004年以降に1回、リニューアルを実施している。

【画像提供:四国旅客鉄道(JR四国)】