【九州旅客鉄道】「ふたつ星4047」では、車窓から大村湾を眺めながらスイーツが楽しめる!?「ふたつ星4047」の試乗会をレポート＜Photo report＞

佐賀県、長崎県という九州の観光における“ふたつの星”を、キハ40、47形の車両で巡りながら、西九州エリアの魅力を感じていただく新D&S列車で、コンセプトは、「西九州の海めぐり列車」。有明海・大村湾の水面に映える「パールメタリック」を基調としたデザイン。車体の随所にあしらった金色のロゴとラインが西九州の美しい自然に映えるようデザインされている。

「ふたつ星4047」は午前と午後で異なるルートを辿る観光列車。午前便は佐賀県の武雄温泉駅を出発し、長崎本線経由で長崎駅へ。午後便は長崎駅から大村線・佐世保線経由で武雄温泉駅へと向かう。2号車には、1両すべて指定席なしの共用スペース「ラウンジ 40(よんまる)」が設置された。ゆったりくつろげるソファや窓側に向いたカウンター席などを用意。「ふたつ星うれしの茶」「長崎スフレ」「アイスソルベ」やオリジナル商品をはじめ、西九州エリアの特色を活かした“おいしいもの”を販売する。

事前予約が必要ではあるが、長崎市内にある洋菓子店「ママン・ガトー」でしか食べることのできない人気メニュー「熱々スフレ」を車内販売用にアレンジしたものを、車窓から見える大村湾を眺めながら、出来立てでしか味わえない熱々のスフレは絶品。驚くほどのボリューム感でいくつも食べられそうだった。

途中停車駅の千綿駅では、毎週金曜日に「ふたつ星4047」の到着にあわせCHANOKO号の移動販売車がやって来て、東彼杵新銘菓「くじら焼」を味わうことができる。「長崎スフレ」を味わったあとに、またスイーツ!?と、思うかもしれないが、くじらの形をしたたい焼「くじら焼」も絶品で、これもまたたくさん食べたくなってしまう。

午前便で事前予約をすると味わうことができる、有明海の海苔と佐賀牛をふんだんに使用した贅沢な二段重の「特製ふたつ星弁当」と、一段のすきやきのり弁「4047弁当」の2種類も魅力的だが、午後便の事前予約商品「長崎スフレ」と毎週金曜日に販売される「くじら焼」、車内販売の「チーズケーキスティック」も味わってほしい逸品だ。