銚子電気鉄道は、南海電気鉄道が所有する「2200系車両」を8月15日に譲受したことを発表した。
2200系車両は、1969年に22000系車両として製造し、橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用後、ワンマン化改造を行い多奈川線などの各支線で運用された。
銚子電鉄では、安定した輸送を提供すべく、3000形導入以降、銚子電鉄線を走行できる性能の車両を探しており、合致する車両は数少なく、車両導入の検討については困難を極めていたという。そのような中、両社で検討した結果、「南海電鉄 2200系であれば改造することにより銚運行が可能である」という結論に達し、車両譲受が実現した。
車両導入は、2016年3月に営業運転を開始した3000形以来で、約8年ぶりの導入。譲受した車両は、2200系モハ2202-モハ2252の2両編成。走行に必要な改造工事を施行した後に運用を開始するとしている。運用開始時期は未定とするものの、新たな「フラッグシップトレイン」として活用するとしている。
また、2200系導入により、2010年より営業運転を開始した2000形デハ2001-クハ2501は、運用を終了する。
【2200系車両 画像提供:南海電気鉄道】