【鉄道友の会】「ブルーリボン賞」・「ローレル賞」を受賞した輝かしき鉄道車両

鉄道友の会が選定する「ブルーリボン賞」・「ローレル賞」は、我が国の鉄道車両の進歩発展に寄与することを目的に毎年1回、前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両から選定している賞で「ブルーリボン賞」は候補車両に対する会員の投票結果に基づき、選考委員会が審議して最優秀と認めた車両を選定する。「ローレル賞」は候補車両に対する会員の投票結果を参考にして、選考委員会が審議して優秀と認めた車両を選定する。

2020年「ブルーリボン賞」西武鉄道001系

10000系 New Red Arrowより25年ぶりに投入された新型特急車でスタイリッシュで特徴的な外観デザイン、良質な雰囲気を備えつつ機能性の充実やバリアフリーの促進が図られた客室・設備のほか、最新水準の機器類の積極採用による省保守性や信頼性の向上、環境負荷の低減など、現代の鉄道車両として完成度が極めて高く魅力あふれる車両にまとめられている。これらを評価し、ブルーリボン賞に選定した。

2020年「ローレル賞」四国旅客鉄道2700系

登場以来30年を経過した世界初の振子式気動車2000系の置き換えを目的に開発された特急形気動車で土讃線など山間部の曲線の多い厳しい線形に対応するため、引き続き実績のある制御付き自然振子式システムが採用されている。新形式としては18年ぶりに制御付き自然振子システムを用い、優れた技術を継承するとともに現在の特急車両としての技術や設備を備えた完成度の高い車両であることを評価し、ローレル賞に選定した。

2019年「ブルーリボン賞」小田急電鉄70000系


展望席やスタイリッシュな車体デザインなど小田急ロマンスカーとしての伝統を継承しつつ、最新の設備・技術を惜しみなく導入してユニバーサルデザインの積極推進や環境負荷の低減を図るなど、現代の鉄道車両のトレンドリーダーにふさわしい極めて高い完成度に仕上げられていることを評価し、ブルーリボン賞に選定した。

2019年「ローレル賞」相模鉄道20000系


100年の歴史の節目に都心直通を実現するにあたり、共通化という前提の下で限られた独自性を見出す車両が増加する中にあって、明確なコンセプトを策定した後に共通化に対応させるという意欲を鮮明に打ち出した車両を開発した。選考委員会では、これらの点を高く評価し、20000系をローレル賞に選定した。

2019年「ローレル賞」叡山電鉄デオ730形「ひえい」


叡山本線にも新たなデザインの特別料金不要な観光列車を定着させて国内外からの来訪者に対応し、同時に沿線の通勤通学輸送に潤いをもたらすよう貢献していることから、ローレル賞に選定した。

2018年「ブルーリボン賞」西日本旅客鉄道35系客車


開発コンセプトを高いレベルで具現化した点や蒸気機関車列車を永続的に運行するための一つの方向性を示した、という点を高く評価し、ブルーリボン賞に選定した。

2018年「ローレル賞」東日本旅客鉄道E353系


斬新なデザインと高機能を備え、急曲線線区のスピードアップを担うホープであることを高く評価し、ローレル賞に選定した。

2018年「ローレル賞」東武鉄道500系


既存の特急車とは一線を画する車両を開発することによって、間もなく90年に達する特急運転網の歴史に新たな風を呼び込んだことを選考委員会では高く評価し、ローレル賞に選定した。

鹿児島市交通局7500形


7500形は超低床式路面電車の新しい構造を実現し、今後の新しい方向性が期待されます。これらの特徴を高く評価し、ローレル賞に選定した。

2015年「ブルーリボン賞」は東日本旅客鉄道E7系・西日本旅客鉄道W7系の同時受賞

E7・W7系は厳しい線区条件の下でも安全性と信頼性を確保しつつ、「和の未来」をコンセプトしたデザインを積極的に採用するなど、北陸への新しい大動脈となった北陸新幹線を強くアピールしていることなどから、ブルーリボン賞に選定した。

1958年に制定された「ブルーリボン賞」の第1回目は小田急電鉄3000系が受賞した。

【取材協力:鉄道友の会・西武鉄道・四国旅客鉄道(JR四国)・小田急電鉄・相模鉄道・叡山電鉄・西日本旅客鉄道(JR西日本)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道・鹿児島市交通局】