東京臨海高速鉄道は、りんかい線に新型車両「71-000形」を導入することを発表した。
1996年3月の新木場~東京テレポート間開業以来28年間に渡り活躍してきた70-000形車両に代わり導入するもので、10両8編成を導入する。
エクステリアデザインは、70-000形の丸みのある面影を継承しながら、海や波のおおらかさを取り入れ、前面上部のひさし形状が横方向への広がりを強調。前面のカラーリングは、70-000形の色彩を継承しつつ、より親しみを感じていただけるよう「優しい微笑み」をイメージとした。側面のカラーリングは、ホームドアの高さを考慮して車両腰部から上部にかけて配置し、エメラルドブルーのグラデーションで東京湾ウォーターフロントの水辺の空間を表現した。
車内は、木目柄の妻部化粧板など 70-000形の面影を残しながら、ホワイトを基調にグレーやネイビーでまとめ、臨海副都心の洗練された都市景観をイメージ。座席は、グレーとブルーを基調としたブロック柄とし、都会的でクールな雰囲気を表現し、優先席においてはピンクを基調とした色とした。また、床面高さを50㎜下げることでホームとの段差を低減し、すべての車両にフリースペースを設置、防犯カメラを全車両に搭載し車内のセキュリティの強化を図る。
新型車両「71-000形」は、2025年度下期に第1編成の営業運転開始を予定し、2027年度上期に全8編成の導入完了を予定する。