【富士山麓電気鉄道】富士急行線「三つ峠駅」のリニューアル計画を始動 ”木のぬくもり”を感じる西桂町の新たな地域のコミュニティ施設へ

富士山麓電気鉄道は、山梨県西桂町駅と連携し、富士急行線「三つ峠駅」のリニューアル計画を始動させたことを発表した。

進行中の西桂町役場庁舎建替え工事に伴い、町のコミュニティー施設の移転先について協議を重ねており、今回正式に「三つ峠駅舎」に決定したことから、町内外からの観光交流拠点と位置付け、西桂町や三つ峠山の玄関口としてリニューアルをする。

新たな駅舎のデザインは、西桂町が東京造形大学の学生へデザインコンペを開催し、決定されたデザインとする。「記憶を受け継ぎながら地域の色を帯びた駅」をコンセプトに、三つ峠駅開業当時の駅舎を現存させ、西桂の織物と駅のカラーである“赤”を空間テーマとして展開し、山梨県産材を採用した木のぬくもりを感じさせる駅舎に。プロジェクトは、駅舎のうち一部の解体や建て替え工事、既存駅舎の補強工事については富士山麓電気鉄道が担当、リニューアルに伴う内装工事は西桂町が中心で担当し、2024年5月頃の完成を予定する。

また、西桂町はクラウドファンディング型でふるさと納税を募る「ガバメントクラウドファンディングⓇ」で、富士急行線三つ峠駅舎の改修を目的としたプロジェクトを実施している。目標寄付額を100万円に設定し、集まった寄付金の全額を内装工事に活用するとしている。
<ページURL>https://www.furusato-tax.jp/gcf/2816