【南海電気鉄道】すべての特急ラピートが再生可能エネルギー100%で走行へ 4月1日から

南海電気鉄道は、4月1日からなんばから関西空港を結ぶ特急ラピート全6編成が実質的に再生可能エネルギー100%で走行することを発表した。

南海電気鉄道では、事業活動におけるCO2の排出削減に向け各種施策を実施しており、今回の取り組みは、2021年6月1日に開始した、鋼索線(高野山ケーブルカー)再生可能エネルギー100%での運行に続くもので、特急ラピート全編成相当分の電力に関西電力㈱の「再エネECOプラン」を適用することで、さらに環境に優しい交通手段を提供するとし、これにより、年間で約2,000tのCO2排出量を削減する。

「再エネECOプラン」は、関西電力㈱が非化石価値取引市場から調達した、太陽光・水力・風力発電等の環境価値を付加した電力を使用するプラン。このプランを利用することで、実質的に再生可能エネルギーによる電力として取り扱うことができる。また、「地球温暖化対策の推進に関する法律」の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、同プランで使用する電気については、CO2排出係数をゼロとしてCO2排出量を算定することができるとしている。