【東武鉄道】「SL大樹」が栃木駅から初運行!「SL大樹小江戸とちぎ」を運転 出発式にはSKE48 末永桜花さんがゲストで参加、JR両毛線ホームにはDE10 1705号機がかけつける<Photo report>

東武鉄道は、「SL大樹小江戸とちぎ」を1月25日に特別運行した。

「SL大樹」は、通常、下今市駅から運転をしており、この日初めて栃木駅~下今市駅間の営業運転を行った。

小江戸と呼ばれる始発駅の栃木駅。江戸時代に日光へと続く例幣使街道の宿場町として栄えたことから、歴史ある地域を鉄道で結び観光振興を促進しようと、初めてこの区間で運行された。
特別運行を記念し栃木駅では、志村 健 東武鉄道執行役員 鉄道事業本部 副本部長、大川 秀子栃木市長、樋口 達夫 東日本旅客鉄道執行役員 高崎支社長、栃木市マスコットキャラクター「とち介」、岩下食品公式キャラクター「イワシカ」、日光江戸村マスコットキャラクター「ニャンまげ」、関係者らが出席し出発式開催。
鉄道好きアイドルとして知られるSKE48の末永桜花さんが駆け付け、テープカットを執り行った。
また、出発式が行われた時間帯には、JR両毛線栃木駅にディーゼル機関車DE10 1705号機が停車、「SL大樹」と初めて顔を合わせ、出発式を盛り上げた。
福田 真道 東武鉄道栃木駅長、人見 紀彦 東日本旅客鉄道前橋統括センター所長が出発合図を送り、11時30分、「SL大樹小江戸とちぎ」は下今市駅に向け出発した。

また、出発時には、JR両毛線のホームに停車するディーゼル機関車DE10 1705号機のそばで、三輪 佳子 東日本旅客鉄道新前橋駅長が手を挙げ、駅員がメッセージボードを掲げ、「SL大樹小江戸とちぎ」を見送る姿も見られた。

「SL大樹小江戸とちぎ」は、クラブツーリズムが募集したツアー列車として運転。ツアーに参加した参加者30名と抽選で選ばれた栃木市民64人が乗車し、下今市駅までの旅を楽しんだほか、車内では「江戸宿場町」をテーマに、鬼怒川温泉の観光施設でもある日光江戸村と連携し、栃木名産を使ったお弁当の提供や江戸時代の庶民の扮装をした役者や大道芸人による車内イベントなど、栃木市や日光・鬼怒川エリアのPRを実施した。

また、当日は、「SL×DL とちぎ鉄道フェスティバル」が開催され、栃木駅では観光物産品の販売や農産物の販売、東武鉄道こども制服着用体験などが行われたほか、JR岩船駅では東日本旅客鉄道前橋統括センターが企画、沿線自治体やソースに関連する企業とグルメが集合したソースイベント「ソース×リョーモー ソース新年祭」が開催され、「ソース新年祭」には約1,100人が来場した。

【取材協力:東武鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎支社】