2025.08.22
Photo report
News TRAINS編集部
【東日本旅客鉄道】八高線に導入する新型車両「HB-E220系」を公開 2025年度下期に営業運転開始を予定<Photo report>
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、八高線に導入するハイブリット方式の新型車両「HB-E220系」をお披露目した。
「HB-E220系」は、ディーゼルハイブリッドシステムを搭載した車両で千石東北ラインのHB-210系などと同様のハイブリッド式の気動車。2両編成8本、計16両を新造し、八高線の非電化区間を含む高麗川~高崎間で投入する。
■新型車両「HB-E220系」の外観
「HB-E220系」は、東北本線(花巻~盛岡間)、釜石線(花巻~釜石間)においても投入されるが、車両に配置されている色は、JR東日本のコーポレートカラーであるグリーンともうひと段階明るいグリーンの2色のラインカラーでこちらは同一となっている。唯一の違いはスカートの形状だ。
八高線用は、スカート下部が丸みを帯びた形状で、吊り下げステーで装着される形となり開口部も大きめとなっている。
また、これまで八高線の非電化区間で活躍していたキハ110系は片側2扉だったが、HB-E220系は片側3扉に変更された。
■新型車両「HB-E220系」の車内
車内の座席は、すべてロングシートとなっており、一般座席はグリーン、優先席はピンク系が配色された。
車いすやベビーカーの利用者のためのフリースペース、電動車いす対応の洋式トイレが設置されたほか、安全対策として各車両の客室に防犯カメラと非常通話装置が設置された。
■新型車両「HB-E220系」の今後
新型車両「HB-E220系」は、今後順次試運転や習熟運転が行われ、2025年度下期に営業運転開始を予定する。また、「HB-E220系」の導入により、八高線で現在活躍するキハ110系の置き換えが進められる予定です。
今後、デビューが予定される新型車両「HB-E220系」。八高線で見られる日はもう少しです。
【取材協力:東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎支社】