寝台特急カシオペアを大宮駅西口「(仮称)桜木PPJ」で展示へ 2027年春オープン

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、寝台特急「カシオペア」の車両について、大宮駅西口の桜木駐車場用地活用事業「(仮称)桜木 PPJ 」に移設展示することを発表した。

「(仮称)桜木PPJ」は、大宮駅西口の市営駐車場「桜木駐車場」の一部で開発する大型複合施設。商業棟、オフィス棟、駐車場棟、フィットネス棟、MICE・結婚式場棟の計5棟で構成され、総延床面積30,000 ㎡を超えるものとなる。

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、『本車両を移設展示することにより、(仮称)桜木 PPJ を「鉄道のまち大宮」を象徴する施設とし、地域エリアのシンボルとなる施設として整備します。』『本車両および隣接して整備予定の広場空間とともに、地域の憩いの場、様々なイベントが行われる賑わい空間として、地域交流に資する移設展示とします。』を移設展示のコンセプトとしている。

「(仮称)桜木PPJ」で展示される「カシオペア」は、1号車スロネフE26形で、展望室タイプの「カシオペアスイート」を有する車両。設置場所は、北東の広場空間に隣接地を予定し、解説板等寝台特急カシオペア号の来歴を学べる機能整備、見学デッキ等の整備や鉄道ふれあいフェアや(仮称)第五地区公園等と連携したイベント等の実施といった展示案を検討しているとしている。

「(仮称)桜木PPJ」は、すでに着工しており、オープンは2027年春を予定する。