【東日本旅客鉄道】新たな新幹線専用検測車の開発に着手 E6系後継車をベースとしたものに

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、10月7日、新たな新幹線専用検測車の開発に着手することを発表した。

JR東日本は、現在、電気・軌道総合検測車E926形「East-i」を運用しており、「East-i」は「つばさ」などで使用されているE3系をベースとしている。

電気・軌道総合検測車E926形「East-i」

新たな新幹線専用検測車「E927形」は、同時に開発を行う次期秋田新幹線(E6系の後継車)をベースとして、関連する5方面の新幹線すべてで運用できるよう新在直通車両となる。また、最高速度320km/hに対応するとともに、省人化や遠隔からの無人検測の実現に取り組むとしており、さらに、営業車と同様、自動運転導入の検討を進めていくとしている。

また、車両のカラーリングは、JR東日本グループ社員の応募作品から選定をおこなう予定で、E10系のデザインを手掛けたtangerine社がこれを監修するといいます。

そのほか、E927形では、検測装置においてもE926形「East-i」からアップデートを行うとしている。

新幹線専用検測車「E927形」は、2029年度に導入を予定。JR東日本は、E927形や、同形式のベースとなる次期秋田新幹線車両の詳細については、改めて発表するとしている。

【新幹線専用検測車「E927形」画像:東日本旅客鉄道(JR東日本)ニュースリリース】