南海電気鉄道の新観光列車「GRAN 天空」2026年4月24日にデビュー 「リラックスシート」や車窓を楽しめる「ワイドビューシート」設置や食事付きプランの提供も

南海電気鉄道は、新観光列車「GRAN 天空」について、2026年4月24日より運行を開始することを発表した。また、あわせて運行時間と料金について発表した。

「GRAN 天空」は、難波~極楽橋間を走る新観光列車で、現在、運行する観光列車「天空」(橋本~極楽橋間)に代わるもとして、「落ち着いた空間と心を込めたおもてなしで、誰もが心穏やかな時間を過ごすことができる旅をお客さまにお届けする」ことを目指しているという。

1日2往復を運行し、難波駅9:00発と12:45発、極楽橋駅10:46発(土休日は10:48発)と14:58発を予定し、 途中、沿線主要7駅新今宮・天下茶屋・堺東・金剛・河内長野・林間田園都市・橋本と九度山の計8駅に停車する。

1号車(リラックスシート)イメージ

「GRAN 天空」は4両編成。1号車はリクライニングシート24席の「リラックスシート」、2号車は車窓を楽しめるよう工夫した座席配置で30席の「ワイドビューシート」。

2号車(ワイドビューシート)イメージ

1号車・2号車は、難波・新今宮・天下茶屋・堺東~極楽橋間乗車時の料金が大人1、700円(運賃別途)小児850円(運賃別途)、難波~極楽橋間の場合は運賃込みで大人3、130円・小児1,570円、その他区間では大人1100円(運賃別途)小児550円(運賃別途)、運賃込みは大人1,840円・小児920円と、気軽に利用できる価格設定としている。

3号車(ロビーラウンジ)イメージ

3号車は、軽食やお土産などを販売する「ロビーラウンジ」。1~4号車の乗客全員が利用可能な車両。

4号車は最大4人掛けのソファ席を4つ配置した定員16席の「グランシート」と「グランシートプラス」を配置。4号車はの料金は運賃込みで、利用人数(最大4人)により変動する。4人利用時における1人あたりの大人乗車料金(難波~極楽橋間)は、「グランシート」のワンドリンク付きが5,510円、食事+フリードリンク付きが13,480円、「グランシートプラス」のワンドリンク付きが6,260円、食事+フリードリンクつきが14,180円などの価格設定としている。

なお、「グランシート」と「グランシートプラス」は、2人以上から利用できる車両となっていて、また「GRAN 天空」は小児のみでの利用はできない。

南海電気鉄道は、「GRAN 天空」の営業運転開始に先立ち、3月29日にお披露目会の実施を予定し、詳細は決まり次第発表する。

【画像提供:南海電気鉄道】