京成トラベルサービスは、南紀観光ホールディングスと連携して南紀「世界遺産 高野山・熊野三山をめぐる3日間」を実施した。
2日目は、熊野三山の一社で、平成30年に御創建2050年を迎えた熊野本宮大社へ。山々に囲まれた熊野詣最初の到達点で、杉木立に囲まれた158段の石段参道を上り参拝。
神武天皇が熊野に到着した時、神の使者である八咫烏が奈良まで道案内をしたというエピソードから、熊野三山に共通する「導きの神鳥」として信仰されるようになった八咫烏の「黒い八咫烏ポスト」を見ることもできた。
参拝後は、熊野本宮大社の旧社地大斎原へ。熊野本宮大社はかつて、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある大斎原と呼ばれる中洲にあり、入口には壮大な社地を偲ばせる高さ約34メートル 幅約42メートルの大鳥居が佇んでいて熊野本宮大社から徒歩約10分ほどで行くことができた。
大自然が作り出した大渓谷「瀞峡」へ。和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系北山川上流にある峡谷で、吉野熊野国立公園の一部。
上流から、奥瀞、上瀞、下瀞と呼ばれ、下瀞の上流は瀞八丁の名で特に著名で巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な渓谷は国の特別名勝に指定されており、自然の景観を楽しむことができた。
昼食後は、世界遺産 「花の窟 花窟神社」へ。三重県熊野市有馬町に所在する神社で、平成16年7月に花の窟を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された。
花窟神社は日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれており、古来からの聖地として今に続く信仰はあつく全国から多くの参拝者が多く訪れている。
熊野市にある吉野熊野国立公園「鬼ヶ城」へ。隆起と風化と波の浸食によって生じた自然の芸術で熊野灘に面して延々1キロメートル続き、国の名勝・天然記念物となっている。
鬼の見晴台といわれる展望台からは熊野灘が一望でき、多くの人が訪れていた。
熊野三山の一社で熊野の神々が降臨した最初の地、新宮「熊野速玉大社」へ。熊野速玉大神と熊野夫須美大神を主祭神とし、境内地は国の史跡「熊野三山」の一部になっている。
二泊目の宿「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」へ。
四方を海に囲まれた孤島の温泉宿で、潮騒を聞きながらの露天風呂 「紀州潮聞之湯」、全長450メートルの山上遊歩道を歩くと太地森浦湾・紀の松島・熊野灘を望むことができる見晴らし台、地元の旬の素材をふんだんに使った、会席料理を堪能できるなど、ゆったりとした夜を過ごすことができた。
Vol.3につづく
【取材協力:京成トラベルサービス】