九州旅客鉄道(JR九州)は、2022年秋ごろ開業予定の九州新幹線の武雄温泉・長崎間の開業に向けて準備を進めており、列車名を「かもめ」に決定した。
特急「かもめ」は1961年から長崎行きの特急列車として親しまれ、現在も活躍中である。
導入車両は東海旅客鉄道(JR東海)が営業投入しているN700Sを6両編成に短編成化する。
N700Sはバッテリー自走システムを搭載し、長時間停電においても自力走行が可能、ATCとブレーキシステムを改良し、地震時のブレーキ距離を短縮。
モバイル用コンセントを全席に設置、多目的室に多機能トイレ等のバリアフリー対応設備を設置することが主な特徴。
車両デザインはドーンデザイン研究所 水戸岡鋭治氏。
デザインコンセプトは「新幹線」と「かもめ」から連想される白を基調とし、文字やロゴにゴールドを使用することで最上級車両をイメージしている。
また、JR九州のコーポ―レートカラーの赤を取り入れることで九州から日本各地へ風を吹かせるという思いを込めた。
【画像提供:九州旅客鉄道(JR九州)】