東日本旅客鉄道(JR東日本)は、鉄道友の会が選定する2021年ローレル賞をE261系サフィール踊り子が受賞し、12月15日に大宮車両センター東大宮センターにおいてローレル賞受賞式を開催した。
ローレル賞受賞式では須田寛鉄道友の会会長より前田健吾東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮支社運輸部長に表彰状が授与された。
久保敏鉄道友の会副会長より末永裕之東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮支社大宮総合車両センター所長に記念の盾が贈呈された。
ローレル賞は1961年に選定され、性能・デザイン・製造企画・運用などの諸点に卓越したものがあると鉄道友の会選考員会が認めた車両に与えられる。
E261系は都市と観光地である伊豆との移動用に「大人のIZU 本物のIZU」をコンセプトに導入された新型特急車で全席をグリーン席で構成し、さらに1号車にグリーン車よりワンランク上のグレードであるプレミアムグリーン車、2号車と3号車に個室グリーン車、4号車に食堂車(カフェテリア)を設定した。
外部のデザインは車両の先頭から後方につながるラインが特徴的で、カラーリングは伊豆の自然をモチーフに「伊豆アズール」と名付けられた紺碧色をベースに、前面から屋根に連続する白いライン(白浜ホワイト)、車体側面の黒いライン(城ケ崎グレー)が列車全体を繋げている。「サフィール踊り子」として営業運転を開始し、最新技術を取り入れ、付加価値の高い移動空間と輸送ネットワークを提供する極めて完成度が高い車両としてローレル賞に選定した。
【画像提供:鉄道友の会】