いすみ鉄道は、キハ28-2346列車の定期運行を終了することを発表した。
JR西日本より譲受し、2013年3月に営業運転を開始、約9年8カ月にわたった活躍に終止符が打たれる。今後車両を継続して使用する場合に、維持に多額の資金が必要となること、走行用エンジンの老朽化、冷房エンジンの老朽化による部品確保が困難であることがあげられ、それらが定期運行を終了の判断に至ったとしている。今後も営業車両として使用するには、エンジンや付帯艤装の交換・新設工事が必要となり、それらすべてを施工するには現在の運賃収入の年間売上を超える金額が必要になるとしている。
キハ28-2346列車は、国鉄キハ58系唯一の営業車両で、レストラン列車などで活躍。定期運転終了は2022年11月27日を予定し、その後は2023年2月初旬まで貸切車両などでの不定期運行の計画を予定している。
引退後の車両処遇については現在検討中で、決まり次第発表される。