東京都交通局は、「都営フェスタ2023in三田線」を11月18日に開催した。
「都営フェスタ」は、浅草線馬込車両検修場と三田線志村車両検修場を会場に毎年交互に開催しており、2020年から2022年まではオンライン開催(2022年はリアルとハイブリット開催)だったが、2023年は志村検修場で入場制限のないリアルイベントとして4年ぶりに開催するとの発表が10月にあり、その4年ぶりのリアル開催に編集部は行ってきた。
まず、向かったのは・・・。
車両撮影会のエリアへ。車両撮影会のエリアは一般のエリアと親子でゆっくり記念撮影などが楽しめる二つのエリアが設けられた。
車両撮影会では、三田線で2022年5月14日から運行を開始した6500形、2023年3月18日より直通運転を開始し乗り入れが始まった、相模鉄道の20000系、東急電鉄の3020系が一堂に並ぶ姿を見られた。なかでも、行先表示は通常は見ることができないかもしれない、「都営フェスタ」、「各停 高島平」、「急行 水道橋」、「各停 芝公園」、「急行 日比谷」、「急行 巣鴨」、「試運転 志村」などの表示を見ることができた。
イベントでは、事前申込制のイベントとして小学生以下を対象とした、6500形の運転台見学、保守車両への試乗体験も行われた。運転台見学は、40組の募集に対し、2,253組の申込があり、倍率は約56倍にものぼったという。
6500形の運転台見学は、運転台の見学や本物の運転士に教わりながら体験を楽しむ様子が見られたほか、車両前面には、運転台見学と表示された行先表示も特別に見られた。
保守車両への試乗体験は、線路の保守作業に使用する車両に親子などで試乗し、実際に構内の線路を短い時間ではあったが試乗する様子を見られた。
車両工場内では、部品の展示や、ドアの開閉操作体験なども実施されたほか、整備中の6300形も見ることができた。
また、イベントには都営交通のキャラクター「とあらん」「みんくる」も駆け付けていた。
当日は天気に恵まれ秋晴れのなか、入場制限を行うことなく開催、車両撮影会などワクワクするイベントが多くあり、とても楽しい一日となった。2024年に開催される「都営フェスタ」も今から待ち遠しい。
【取材協力:東京都交通局】