【北海道旅客鉄道】H100形車両を新たに4両を追加導入へ 地域の特色を活かしたラッピングに加え内装も変更に

北海道旅客鉄道は、国と北海道による助成・補助制度を活用しH100形を新たに4編成追加投入することを発表した。

H100形は、1両あたり約2.8億円で北海道高速鉄道開発が取得し、JR北海道が無償貸与を受ける形で導入する。

室蘭線・日高線・根室線・宗谷線の各線区に導入し、1両ずつ線区の特色を活かしたラッピングを施し、内装についても観光列車として使用できるよう一般のH100形から変更を行う。運用線区は、室蘭線・日高線ラッピング車両が室蘭本線の長万部~苫小牧間および室蘭~東室蘭間、根室線・宗谷線ラッピング車両が宗谷本線旭川~名寄間、石北本線旭川~上川間、富良野線旭川~富良野間。石北本線上川~網走間、釧網本線網走~緑間は、3月のダイヤ改正以降の運用を予定する。

【H100形ラッピングデザイン・2023年度に配置する車両】
●室蘭線ラッピング 
デザイン:「室蘭線のルーツ」を石炭車のデザイン

●日高線ラッピング

デザイン:旧国鉄の「一般気動車標準色」をベースに「アイヌ文化」「馬産地」を表現

●根室線ラッピング

デザイン:沿線市町の四季折々の景色や名物を賑やかに盛り込んだデザインで表現

●宗谷線ラッピング

デザイン:鉄道と天塩川を直線や交わりで表現し、ラインは沿線を表現した幾何学模様をモチーフに

●車両の内装

観光列車として使用できるよう、座席シート生地のデザインにタンチョウやエゾマツなど北海道の自然や風景をイメージした絵柄を取り入れ、新たに北海道産のタモ材を使用したテーブルと吊り手にも木材を使用した

【画像:JR北海道】