【阪急電鉄】およそ11年ぶりの新型車両「2300系」と阪急電鉄初の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」を公開 7月から運行開始へ<Photo report>

阪急電鉄は、京都線に導入する新型特急車両「2300系」を16日、報道関係者らに公開した。

また、阪急電鉄初の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」として、大阪方から4両目に連結する「PRiVACE(プライベース)」も公開された。

■2300系とは

2300系は、「安心と快適、そして環境に配慮した新しい阪急スタイル」を開発コンセプトに、伝統のマルーンカラーの車体、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席など、「阪急電車」のイメージを継承しつつ、前面の窓ガラスに曲線を取り入れた「疾走感」を醸し出したデザインとしており、車内においては、先頭車両の車いすスペースを拡大し、吊り手の高さを下げ、吊革の色を色覚の多様性にも配慮したものに変更するなどバリアフリー設備を充実させた。また、インバータ式空調装置や空気清浄機を阪急電鉄において初めて採用し、防犯カメラを設置しセキュリティ面を向上させた。

■阪急電鉄初の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」とは

京都線において導入する座席指定サービス「PRiVACE」は、「日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ」をコンセプトとしており、名称は「PRIVATE」(プライベート)と「PLACE」(場所)を掛け合わせ、「自分時間」が過ごせるプライベート感を表現。また近年高まっている、プライベート空間の確保や着席需要のニーズに応えるサービスとして誕生する。車両は、新型特急車両2300系と京都線で主に特急車両として運行している9300系(一部)の大阪方から4両目に連結する。

■「PRiVACE(プライベース)」の車両デザイン
プライベースの車両デザインは、快適な“自分時間”を過ごせるよう、「“自分時間”にこだわる、阪急らしい特別な一両」

■「PRiVACE(プライベース)」の外観

阪急電鉄の特徴であるマルーンカラーや屋根上のアイボリー塗装、シルバーの窓枠を継承しながら、車体にゴールドのラインを施すことにより、一般車両と異なる特別感を表現した。乗降用扉には、ガラスにステンドグラスをイメージしたデザインを取り入れるとともに、ゴールドのラインで囲うことにより、特別な空間への玄関口としての存在感を強調した。

■「PRiVACE(プライベース)」の車内
●客室
阪急電鉄の特徴でもある木目調の壁面素材、伝統ともいえるゴールデンオリーブ色の座席生地に、床面をカーペットとし、間接照明を採用。上質感を高め、くつろぎ感を演出する。また、車窓からの景色をより楽めるよう、窓は座席1列ごとに配列する。出入口部分では、壁面下部や床に落ち着いた木目調の素材を、また壁面上部には大理石調の素材をそれぞれ施したデザインとし、ダウンライトで柔らかく照らすことにより、上質な空間を演出する。

●座席

座席の配列は、3列(2列+1列)とし、ゴールデンオリーブ色の座席生地を用いた伝統的なデザインを踏襲しながら、プライベート感と快適性を追求した。一般列車と比べ、座席幅と足元前後のスペースを広くしリクライニングに座面が連動する機構を採用し、また、周囲の視線が気にならない座席頭部側面の形状や2列シートに設けているパーテーションにより、“自分だけのプライベートな空間”を演出する。座席にはそのほか、収納式テーブル、ドリンクホルダー、荷物用フック、マガジンラック、読書灯、コンセントなどを設置する。

●車内設備
車内には無料Wi-Fiサービス環境を整えるほか、防犯カメラや空気清浄機を設置する。また、スーツケースなどを収容できる大型荷物スペースを設けるほか、一部の座席は車いす利用者の優先席として扱う。車両には、座席の案内などを担う、専属のアテンダントが添乗する。

■座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」はいつから

座席指定サービス「PRiVACE」の利用には、運賃に加え、座席指定料金が必要で、専用のWebサイトにおいて予約を受付る。
サービスの導入は2024年7月からの開始を予定しており、京都線の「特急」「通勤特急」「準特急」において、1時間あたり2~3本の頻度でサービスを始め、2025年頃には1時間あたり4~6本に拡大を予定する。

【取材協力:阪急電鉄】