秩父鉄道は、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎支社協力のもと、ぐんま車両センター所有の旧型客車を借用し、「SLパレオエクスプレス」の牽引で旧型客車を4月13日~14日、20日~21日の4日間限定で運行した。
「SLパレオエクスプレス」が旧型客車を牽引して運行するのは、約25年ぶりのことで、運行開始当時の1988年から1999年までの11年間は旧型客車で運行していた。
4月13日と21日は、SLにヘッドマーク等を取り付けなどを行わない往年の姿で熊谷~三峰口間を運行。
4月14日は、SLに運行開始当時に掲出していたヘッドマークを掲出し運行。
4月20日は、SLに運行開始当時に装着していた装飾を施し運行し、往年の姿を彷彿させるなど粋な演出を見ることができた。
また、約25年ぶりに旧型客車での運行となることから、「SLパレオエクスプレス」に乗車する利用者やSLを撮影する人、見学者など多くの人が沿線には駆け付けていた。
今回、こうした企画が実現したのは、「SLパレオエクスプレス」として運行する蒸気機関車 C58363号機が2024年2月19日に製造から80周年を迎えたことから、傘寿を祝う特別企画として実現したという。