【秩父鉄道】2024年秋に運賃を改定へ 運賃のほか急行料金、入場料金も改定に

秩父鉄道は、鉄道事業の旅客運賃上限変更の認可申請を国土交通省関東運輸局に行ったことを発表した。

運賃改定を行う理由について、輸送人員の減少、旅客収入が2018年度の実績に対し2022年度は85.7%と依然として回復していないことをあげた。今後、列車運行管理システムの更新、駅連動装置更新等、設備保全を計画していること。加えて、既存設備の保全やエネルギー価格の上昇、沿線人口減少による輸送人員の減少等様々な要因から、鉄道事業の継続は難しいと判断し、運賃の改定を決め旅客運賃上限変更の認可申請を行ったとしている。

改定後は、初乗り運賃(1~4キロ)が現行運賃の170円から改定後は200円に。なお、通勤定期は改定するが、通学定期は家計への負担を考慮し改定は行わず現行のままとなる。

また、運賃改定にあわせ、急行料金と入場料金も改定する。急行料金はおとなが現行の210円から改定後は300円に。急行回数券と急行定期券も変更となる。
入場料金は、現行の170円から改定後は200円に改定する。

特別企画乗車券などは、運賃改定が認可された場合に届出を行うとしている。

運賃改定は、2024年10月1日を予定する。