【東京地下鉄】有楽町線・南北線の延伸工事に着手 新線プロジェクトがスタート 2030年代半ばの開業を目指す

東京地下鉄(東京メトロ)は、有楽町線延伸(豊洲・住吉間)と南北線延伸(品川・白金高輪間)の工事に着手したことを発表した。

有楽町線延伸(豊洲・住吉間)は、豊洲から分岐し半蔵門線住吉までの建設キロ4.8kmの区間を整備するもの。途中、枝川・東陽町・千石の3つの駅(いづれの駅も仮称)を整備し、東陽町では東西線と接続する。東京東部・北部および千葉方面と臨海副都心、観光拠点へのアクセス利便性が向上するほか、豊洲駅-住吉駅間の所要時間の短縮、東西線の混雑緩和(木場→門前仲町駅間)ピーク1時間あたり約20%低減などが延伸により見込めるとしている。

南北線延伸(品川・白金高輪間)は、白金高輪から品川(仮称)までの建設キロ2.5kmを整備するもの。六本木・赤坂等の都心部とリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅とのアクセス、羽田空港・品川開発(国際競争力強化の拠点)へのアクセス利便性が向上するほか、品川駅-六本木一丁目駅間のの所要時間が短縮される。

有楽町線と南北線の延伸区間の開業は、いずれも2030年代半ばを予定する。