丸瀬布の森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」が2024年の運転を終了<Photo report>

遠軽町にある「丸瀬布森林公園いこいの森」園内でを走る国内雄一の動く森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」が2024年の運転を終了した。

「雨宮21号」は、1980年以降から動態保存運転が行われており、1982年5月から森林公園いこいの森で運転している。現在は、丸瀬布の観光シンボルとして、地域住民をはじめ多くの観光客に親しまれている。また、2004年(平成16年)には「北海道遺産」として認定された。
10月20日の最終運転日は、11時30分と12時00分の便が雨宮逆回り、13時00分の便は雨宮に「19号機」にプレートに安全旗を取り付け逆回り運転を行い、鶴居村営軌道6tディーゼル機関車は、13時の便を追いかけ逆回りの運転を行った。
また、地元関係者らによる格納式も執り行われた。

■「雨宮21号」の21とは

機関車には、北海道庁が導入した順に番号が付されており、「雨宮19号」と「20号」は、1928年(昭和3年)9月に「雨宮18号」は遅れて1929年(昭和4年)5月に製造完了とされている。 その後、森林鉄道に関する機関車番号は、1949年(昭和24年)から営林局ごとの番号に改められ、「旧雨宮19号」が「雨宮21号」に改められることとなった。