南海電気鉄道は、12月21日にダイヤ改正を実施することを発表した。
外国人観光客を中心とした空港線の鉄道需要が増加、2025年4月に大阪・関西万博が開幕することを受け、空港線の需要がさらに増加することを見込み実施するもの。
特急「ラピート」では一部の特急「ラピートβ」の一部を速達タイプの「ラピートα」へと変更し、本数を大幅に増やす。平日ダイヤでは、下りは+11本、上りは+9本。土休日ダイヤでは、下りは+15本、上りは+9本。特急「ラピート」全体の運転本数に変更はない。
「ラピートβ」から「ラピートα」に変更することで、途中停車駅も少なくなり、難波駅から関西空港駅までの所要時間が短縮。また、利用者から「特急ラピートが満席で、特急券が買えないため運行本数を増やしてほしい」という要望が寄せられたことや、最も利用者が多い「難波駅・新今宮駅・天下茶屋駅⇔関西空港駅間」の特急券を購入しやすくすることで、空港アクセスの利便性向上を図るとしている。
そのほか、空港急行の編成車両数を6両から8両に増車するほか、運転本数を増便。南海本線・空港線の普通列車および区間急行では、行先などの変更を実施する。また、加太線では早朝・夜間の運転本数を変更するほか、汐見橋線では最終列車の運転時刻を繰り上げを実施する。