東急電鉄は、4月4日、国土交通省から新空港整備に向けた営業構想の認可を受けたことを発表した。
今後は都市鉄道等利便増進法に基づき、認定営業構想事業者として他の認定構想事業者と協議のうえ、速達性向上計画の認定を国土交通省を申請をする予定としている。
この営業構想は、東急多摩川線を矢口渡駅付近から蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅と京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの区間に新設される連絡線(新空港線)を活用し、東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施しようとするもの。一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れを想定している。
連絡路線区間の営業キロは約0.8kmとされ、運行区間は渋谷方面から多摩川駅・蒲田駅と連絡区間を経由し京急蒲田駅付近までとし、運行頻度は朝の最混雑時間帯は1時間あたり20本程度、その他の時間帯は1時間あたり10本程度を想定する。所要時間は、中目黒~京急蒲田駅付近間では現在より約13分短縮を見込み、自由が丘~京急蒲田駅付近間では約15分の短縮を見込む。 また、東横線からの乗り入れ列車が停車できるよう、東急多摩川線多摩川駅と下丸子駅でにおいて、プラットホームの整備などをあわせて実施する想定としている。

【画像:東急電鉄】