【南海電気鉄道・泉北高速鉄道】2025年4月からの合併による運賃が決定　普通運賃はほとんどの区間で据え置きに

南海電気鉄道と泉北高速鉄道は、合併に伴う相互区間における運賃について発表した。

普通運賃・定期運賃は、2025年4月1日から南海電気鉄道の運賃を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを行う。

対象となるのは、南海電気鉄道の各駅と現在の泉北高速鉄道線（泉北線）の各駅相互間の利用時に適用する運賃。南海電鉄のみ、泉北線のみの各相互間での運賃や、光明池～和泉中央間で適用している加算運賃、「泉北ライナー」の特別急行料金（定期料金含む）の変更は行わない。

普通運賃（大人）で最大150円、通勤定期運賃（大人1か月）で最大12,470円、通学定期運賃（大人1か月）で最大5,640円の値下げとなる。また、普通運賃はほとんどの区間で値下げになる。なお、南海電気鉄道の運賃表を適用することで、現行運賃よりも高くなる場合は、現行運賃を維持するとしている。

運賃値下げは、2025年4月1日に実施。なお、3月31日以前に発売する定期乗車券について、有効開始日が4月1日以降であっても、値下げ前の運賃での発売となる。

南海電気鉄道と泉北高速鉄道は、2025年4月1日に、泉北高速鉄道が吸収される形での合併を予定する。