元サンダーバード車両681系を展示か 日本初の廃線高架上常設店舗「FUTURE TRAIN」が2025年夏頃に開業へ

西日本旅客鉄道(JR西日本)は、京都駅西部エリアにおける “鉄道高架空間の活用によるエリア活性化” のための連携協定を締結したことを発表した。

梅小路短絡線の高架(梅小路ハイライン)に、新たに開業する日本初の廃線高架上常設店舗「FUTURE TRAIN」の開業を契機に、京都駅西部エリアにおける賑わいの創出、将来的な鉄道高架空間の活用に向け相互に連携・協力し、エリアの活性化と発展を目指すことを目的に締結された。

西日本旅客鉄道(JR西日本)のほか、京都駅ビル開発、梅小路ハイライン、DDグループ、京都リサーチパーク、梅小路まちづくりラボ、京都フィナンシャルグループ、京都信用金庫、京都中央信用金庫、地域経済活性化支援機構と京都市などが名を連ねており、各社が相互に連携・協力するという。

梅小路短絡線は、2019年の梅小路京都西駅開業に際し廃止となり、以降はイベントスペースなどとして活用されている。

「FUTURE TRAIN」は、かつて京都と北陸を結んでいた特急「サンダーバード」で使用していた車両を再活用し、「フューチャーバード」としてよみがえらせた車両を先頭に連なる列車の形を模した空間で、「廃線発・未来行き」の新たな職体験を提案するというエンターテインメントレストラン。廃線高架上への常設店舗設置は日本初だという。ブランドプロデューサーは、アーティストの増田セバスチャン氏。開業は2025年夏を予定する。