【東武鉄道】東武東上線に新型車両90000系を2026年から導入へ

東武鉄道は、2026年から東上線に新型車両90000系を導入することを発表した。

置き換え対象の9000系

現在、東上線で運行する9000系車両の代替車両として導入するもの。車両コンセプトは、東武鉄道が事業計画に掲げる「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の実現に寄与すべく、『安全で快適な車両であることに加え、東上線エリアの人や物流のルーツが荒川や新河岸川の“舟運”にあることに着目し、「地域と人と未来をつなぐ わたし舟」』をコンセプトとした。

車両のエクステリアは、高瀬舟の船底から着想を得て、前面下部から反り上がるように丸みを持たせた「逆スラント式」とし、「今までにない印象に残る大胆な先頭形状」を採用した。

△落ち着いた室内空間を表現したインテリア(イメージ)

インテリアは、“舟運”をイメージしたデザインを目指し、袖仕切り部には立涌柄、床には枯山水をイメージした柄を採用したほか、全体的な配色はシンプルかつ飽きの来ない、素材の良さを活かした選定とすることで、気持ちが安らぐような落ち着いた客室空間を表現。

△側引き戸・袖仕切り部(イメージ)

また、貫通引き戸両脇部や袖仕切り部のガラス化、側引き戸窓を従来車と比較し床方向へ拡大することで、より開放的な客室空間を表現している。

△車端部(イメージ)

90000系は、2026年に営業運転を開始する予定で、7編成70両を順次導入する。

【画像提供:東武鉄道】