【西日本旅客鉄道】パンダくろしお「サステナブル Smile トレイン」を報道関係者に公開

西日本旅客鉄道(JR西日本)は、和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」と共同で開発した新たなラッピング列車パンダくろしお「サステナブル Smile トレイン」を7月19日、報道関係者に公開した。

特急「くろしお」号のラッピング列車、パンダくろしおはすでに「Smile アドベンチャー」の2編成が運転しており、全部で3編成での運転となる。

ラッピングデザインコンセプトは「SDGs(持続可能な開発目標)たったひとつの地球 人、動物、自然が共存する世界」パンダくろしおに関わるすべての人、乗車いただくお客様、走行する地域の皆様とのパートナシップを築き、サスティナビリティ(=持続可能性)に取り組むことで、人、動物、自然、すべての生命のSmile(=しあわせ)が溢れ、循環する豊かな社会を目指す。そして、だれもが輝く、多様性と持続性に満ちた豊かな地球の創造に貢献し、100年先の未来に贈り継ぐ。

デザインは正面にはサステナブルSmileを次の世代に贈り継ぐ象徴としてジャイアントパンダの親子を、各車両には、それぞれ、SDGsの17のゴール(目標)のうちの6つをテーマに人と動物と自然が豊かに暮らす世界をデザイン。
車両をつなぐリボンは、世界をつなぐパートナーシップであり、また世代をつなぐバトンを表現しています。テーマに合わせたカラーに変化することで、SDGsのそれぞれの目標に取り組むことがすべて繋がり、作用しあって豊かな社会を実現することを意味している。

1号車・ジャイアントパンダも人も健康で安心して暮らせる世界を実現し、親から子へ贈り継いでいくデザイン。

2号車・ジェンダー平等、女性、女児が平等に権利を持つ社会をテーマにライオンやキリンのオス・メスを描き、性別に関係なくそれぞれが輝く社会をデザイン。

3号車・クリーンなエネルギーによって、子供たち、動物たちがSmileあふれる豊かな世界が実現しているデザイン。

4号車・人も動物も多様性にあふれ持続可能な社会で格差なく、だれ一人、何一つ取り残さない社会を実現したデザイン。

5号車・海の豊かさをテーマに美しい海でイルカやホッキョクグマが生き生きと暮らし、人間と共存するデザイン。

6号車・これからもジャイアントパンダが生き生きと暮らす社会に貢献することをイメージしたデザイン。

車内はオリジナル座席ヘッドカバーで装飾している。

グリーン席、女性専用席には装飾はない。

車両は287系6両編成、期間は7月23日から2023年冬頃を予定、運転初日の7月23日はくろしお3、6、25、26号で運転を予定している。

【取材協力:西日本旅客鉄道(JR西日本)】